朝霞CS、終わってみて
お久しぶりです。
青森で遊戯王をしているオグです。
今回は10月25日に開催された朝霞CSで使用した転生炎獣についてお話ししたいと思います。
まず、はじめにお話ししたい事があります。
ブログで話す内容ではないかもしれませんが
今回CSで優勝という結果を出せました。
しかし
自分が優勝する=誰かの敗北の上で成り立っている
ものだと思います。
自分が勝ったから上手い、強い、とは僕は思いません。
勝負は時の運もあり、偶然の積み重ねもあり今回優勝という結果が出ただけだと思っています。
対戦後、負けてしまったのにも関わらず、
「優勝おめでとう!」
と様々な対戦者に称賛して頂いた事は感謝しかありません。
改めて、本当にありがとうございます。
勝って兜の緒を締めるではございませんが
ここでまた色んな経験をさせて頂き、反省をして次に生かしていきたいと思います。
さて、話がそれてしまいました。
ブログの本題に入っていきましょう。
まずはデッキレシピから
前までのレシピと違い
デバッガー、バッファローの不採用
メインニビルピン
強貪、意思の2枚積み
ランク4の採用
様々に変化しました。
一つずつ解説をする前に
まず転生炎獣の現環境の自分なりの考え方を話したいと思います。
転生炎獣を使うメリット
・流行りのロンギヌス、次元障壁を重く貰わない
・パンクラのパワーが上がり、メインで採用する事で後手の捲りも意識できる
またヒートソウルの後引きでもパンクラは次のターンの捲りに使える為優秀
パンクラ採用可能なのはサイバースSSの制約が重いコードトーカーと比べた時、利点の一つとなります。
・環境に展開山の分布が減り、召喚ドラグマ、エルドリッチ、サンダー、十二獣などロングゲームのデッキが流行りだした。
様々なデッキにこちらもロングゲームも行いつつデッキに合わせて妨害を変えれるので今の環境がデッキパワーが低い転生炎獣でも間に合う事が出来る。
転生炎獣を使うデメリット
・単純に他の環境デッキと比べるとデッキのパワーは低い
・流行りのサイドのニビルを貰ってしまう
・展開の貫通力、ワンキル性能の高さではコードトーカの方が優秀
・環境山の妨害が重く踏んでしまう
メルカバーの無効除外
エルドリッチのミステイク、スキドレ
サンダーの白黒ギミックでフェニックスを作られてこちらの罠の妨害としての質が低い
貫通力に特化していない転生だと妨害をモロにもらって優位に戦えないという部分もあります。
このように僕は今の所考えています。
しかしながら僕自身、私生活の都合上遊戯王をたくさんする時間がなく
今回はほぼ対人での調整は無く、一人回しと構築のみを考えて参加しました。
これで勝てたのも先にも述べましたが時の運、偶然の積み重ねだと思います
他の方々の転生炎獣の方がもしかしたら入念に練られているかもしれません。
はい、転生炎獣のふわふわした内容はここまでとして具体的なカードを上げて話をしていきたいと思います。
デバッガー、バッファローの不採用
初動をマイニングに意識して召喚権を使うカードは今回不採用としました。
バッファローは個人的にもちろん強いカードではあるのですがコンボカードなのがどうしても気になり、今回は不採用となりました。
バッファローを採用するのでしたら先行でバッファローとヒートソウルでドロー加速で汎用罠を引き込んで勝ちに行くプランを取るのが良いと思いましたが
今回はデッキタイプが違うと思い採用を見送りました。
メインのニビルピン
ニビルは主にサンダードラゴンを意識しました
ヴェーラーの不採用によりサンダー相手にリソースを広げて優位に戦ったとしてもGツッパをされて1キルを狙われるだけで負けてしまいます。
デッキの中に回答を1枚でも入れたかったというのが本音です。
またサンダーは白黒ギミックにより展開もましてニビルを踏みやすくなりました。
主に先行展開にニビルを打つのではなく
(相手もケアしてくるので打てない事も多いです)
自分が先行
サンライト+罠
でターンを渡した時にサンダー側は白黒ギミックでフェニックスを作るなどして罠を踏みながら展開します。
融合からの雷神、らいごうなどを出されたらワンキルも簡単になってしまいます。
相手の白黒ギミックで罠を十分生かせない分、ニビルで相手の場を荒らすプランを取りました。
強貪、意思の2枚積み
どちらも素引きが強いからです。
強貪は最近のどのデッキにも流行っている為、抹殺で飛ばす用と使える用のような感覚でいます。
意思に関しては単純な手数を増やせるカードとして優秀でした。単純に永続カードで毎ターン蘇生は強いです。
勝てた試合は
強貪で手札を増やした時
意思で手数が増えた時
振り返るとそのような試合が多かったので個人的には気に入っています。
ランク4の採用
元々スプラッシュメイジ、トランスコードなどのサイバースギミックとランク4は噛み合いが悪いです。
今回採用しようと思ったのが環境でのバグースカの強みでした
月、一雫、聖杯など十二獣に対するメタがバグースカも貰ってしまうのでずっと不採用だったのですが
サイドチェンジで転生に対してそれらを残すのか?と思ったのがキッカケです。
自分ならコズミック、リブート、パンクラを入れて後ろを意識するのでモンスターでの妨害は処理し辛いのではないか?
と思ったので採用しました。
これらが前回と違った内容で僕が考えていた内容でした。
良かったと思えたのは
・強貪、意思の2枚積み
・ランク4の採用
直接勝利に関わったのはこの2項目でした。
逆に他の2項目は目論みを外したという結果だと思います。
まだまだ勉強不足でした...
以上がメインの話になります
次にサイドの話をしましょう
サイドで気になるカードは月、ディノミ辺りでしょうか?
この2つをお話ししたいと思います。
サイドの候補を考えた時に入れる条件として
・エルドリッチに対して採用できる
・汎用性があり他のデッキに対しても入れる事ができる
・ヒートソウル、強貪などのドロソにより後手で引いても使えるカードが良い
このような事を考えていました。
そこで先に採用したのが月の書です。
月の書は
・置物モンスターに対しての後手からの回答
・展開山(電脳など)に対しての初動を止められる有能性
・レットリブートを打たれても使える先置き妨害
・エルドリッチを裏にして妨害を減らす
聖杯との差別化をするとしたらエルドリッチに入れれる事、先行の先置きの妨害としての質が高い事です。
他の点は聖杯の方が利点が多いです。
メルカバーに対して効果を使わせて手札を切らせてから使えたり、ダメステにも対応しているので聖杯も候補にはありました。
しかしメインに一雫を3枚も採用した上で聖杯を積むより、役割の差別化できる月の書を採用した方が良いと判断しました。
バージェストマ・ディノミスクス
・前のモンスター、永続魔法罠両方に対応出来る
・除外なのでエルドリッチに強く打てる
・捲りの罠としては1番範囲が広く使えるカードだと思った為
エルドリッチをかなり意識したカードでCS直前に採用しました。
・単純にエルドリッチ自体に打っても良し
・罠モンスターにチェーンして発動しても妨害を無効にしつつリソースにさせない
・永続罠、ミステイク、スキドレにも場合によっては処理出来る
エルドリッチをかなり見れるだけで無く、後手からの捲る罠としても使えるカードでした
基本的に後手から使える罠の候補は
・神の通告
・大捕り物
・強制脱出装置
などがありますがやはり永続魔法罠まで対応出来るのはディノミだったのでこちらを優先しました。
ちなみにディノミ自体は転生炎獣と相性が良い点も多いです。
例1
ディノミスクス発動
手札の転生モンスターを捨ててカードを除外
手札のガゼルの効果を発動
サンライトのリンク先にガゼルをSS
サンライトでモンスター回収、ガゼルでファルコ落とし
ファルコの効果で転生魔法罠をセット
例2
ディノミスクス発動
手札のガゼル捨ててカードを除外
その後レイジを発動
レイジにチェーン墓地のディノミSS効果
ディノミをサンライトのリンク先にSS
サンライト回収効果ガゼル回収
このように相手ターンにガゼルの効果を起動したり、サンライトのリンク先にディノミを出してモンスター回収によってディノミを実質ノーコストに出来ます。
メインを先行寄りの構築にしてディノミをメインにして空いた枠に他のサイドカードを採用するのもアリだなと思いました。
転生相手のサイドチェンジは必ず後ろを割るカードを増やす為、サイドチェンジ後から強い罠を入れても効果が薄い為です。
以上がサイドのお話になりました。
さて、今回お話ししたのは先日使った転生炎獣についてでした。
毎週環境が変わり、サイドの採用カードの変化、新弾による環境の変化
様々に環境が変わってしまうので僕自身追いつけていないと思います...
出来る限り、がんばります
最後に
これから大会出る方々も自分なりの意見を昇華してデッキを作り上げて大会に挑んで下さい!
試合をしている時は自分の理論が絶対に正しいと思って勝つ事だけに集中する事が重要だと思います。
反省は終わった後、いくらでも出来ますから
CS中は試合は試合に集中
休憩は次の試合に向けて休憩して下さい
それでは
またどこかで会いましょう!
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。